2025-08-07 19:30-21:00 北國新聞文化センター |写真教室 講師: 清水梅子

ペルセウス座流星群、ピークまであと数日!!です。
さて、今回はリベンジをしたいと受講生からリクエストをいただきましたので、広い意味で「好きなほしぞら」という課題発表の日です。流星にピントを合わせることは難しいので、恒星にピントをばっちり合わせて長秒露出で流星を待機するのが固定撮影における流星の定番の撮り方と言っていいと思います。
カメラによって、暗い場所で使い慣れていないことや、太陽光の下で撮影するのとは全く違う撮影方法となるため、しばらくリハビリが必要ですね。そのための練習になる課題でもあります。
受講生による課題発表

本日は、2名欠席されたのでホワイトボードが寂しいですがご覧ください。
アマノガワ / ©︎Kenji Torigoe

大好きな天の川を、お気に入りの場所で撮影してきたんだそうです。いつもたくさんのバリエーションで撮影してきてくださいます。
どの方位から見る天の川が好きですか?
ちなみに私は、写真を撮るとき、東側から見上げる天の川を横位置で撮影するのが好きかな。もちろん、南側から立ち登るどぼーんと聳える天の川ももちろん好きです。
いて座かな? / ©︎Makiko Otera

お手軽に、ご自宅の付近から見える星座を撮影されたそうです。ご自宅から、どのくらい星が写るのかを普段から把握しておくことで、別の場所で星を見た時にサプライズ感があります。湿気の要因である海のそばなのに、能登の星空はすごく綺麗でした。
課題の写真はお気軽でいい
写真撮影というのは、結構いろいろ考えたり、気を遣ったりするものです。課題が出ても、さらに何を撮るかと考えるのは受講生が自分で考えなければなりません。
いつでも高品質である必要はないし、いつでも完璧である必要はありません。
自分を見つめ直す時間
例えば、今回の「好きなほしぞら」という課題には、裏の意味があります。それはペルセウス座流星群の撮影を成功させるための撮影技術を磨いてきてくださいね、という意味です。自分に不足しているのは、準備なのか技量なのか、それとも気持ちなのか、を知るきっかけになる撮影。
三脚は持ってきたけど、カメラ清掃した時に雲台プレートを外してきて家に置いてきてしまった。とか、バッテリー充電しておくの忘れてすぐに撮影終了。またはSDカードがいっぱいで、何か消さないと書き込めない状態だとか。現地では、さまざまなトラブルが起きます。
そういう経験がある人は、せっかく撮影にきたのだから準備しなきゃ。と、心に誓うはずです。失敗して撮れなかった時間は2度と戻らない。だけど、練習で失敗したおかげで本番に備えられる。前はピントが合ったのに、今回はピントが合わせられなかった。撮影結果も、思っていない結果になる場合があります。
過信せず、準備をしましょう。
太陽光の下で撮影するのとは、やはりちょっと違うわけです。
ペルセウス座流星群のピークは過ぎ、はくちょう座κ流星群もピークが過ぎました。
はくちょう座κ流星群は、ペルセウス座流星群に比べてスピードが遅い特徴があります。撮影した写真の中にも、もしかしたら写っているかもしれませんね。発表していただくのは、9/11です。
次回は、2025年8月28日(木)
次回は、カメラを酷使してきたと思いますのでメンテナンスをします。カメラの調子が悪いところがないかどうか、汚れがついていないかどうか。イメージセンサーの汚れも確認します。
持ち物
・カメラ、レンズ一式、三脚のネジの緩みなどを確認したい場合は、三脚もご持参ください。
・カメラ清掃キット(エアブロアー、クロス)
・筆記用具
熱い日が続きますが、次回お会いできることを楽しみにしています!
では!
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