2021-06-06 5:30ごろ
ここは、北海道抜海駅。
日本最北端の木造駅舎が佇んでいました。そして、この抜海駅は日本最北端の無人駅でもあります。
駅舎には自転車が一台。倒れていた自転車を立て直してあげるのが親切かとお思いですか?
抜海は風が凄まじく吹くので、また立て直してもまた倒れます。自転車が倒れるたびに衝撃を受けて痛むと思います。そう、だから、風の強い場所では自転車は立てずに倒しておいておくことが良いと思います。風の抵抗を受けにくいですから。
扉を開けて駅舎の中へお邪魔してみます。
椅子には座布団などが置いてあったので座ってみました。
座ると、こんな感じ。左側に、棚があります。
記入用のノートもありますよ。
抜海駅ノート 閲覧用 ※記入はしないでね
この「抜海駅ノート」は、みなさんがノートに綴ったものを大切に保管して、コピーして装丁された大切な本です。閲覧用です。
装丁されたこの「抜海駅ノート」というタイトルの本に直接記入してしまった方がいたようです。
管理されている方が、「どうしてココにかきこしちゃうのかな〜」と悲しんでいらっしゃるので、しっかり周りを見て書き込み用のノートかどうか確認しましょう。
これを一冊作るのに、どれだけの管理の時間と手間をかけたのかという人の苦労を心に浮かべてもらえば、大切なものだということくらい分かりますよね。
書き込んだ方もわざとではないとは思いますが、今後こういったことがないように書くスペースがないのであれば自分で紙切れや文具などを持参して挟めておくとか、そういう準備をしていきましょう。
抜海駅ノート 書き込み用
抜海駅のノートは、多分毎月記入された物を原本としておそらく大切に保管されています。
まだ本になっていないページはコピーしてファイルに綴ってあり閲覧可能な状態です。めくって読んでいくと、書き込みのページが出てきます。そうしたら、そこに書き込みましょう。
私も記念にメッセージを残しました。トレードマークサンショウウオを書き込みました。これが、いつの日かコピーされて装丁されてまた抜海ノートの一部になるのかな、と思うと胸が躍ります。
駅舎と鉄道
おお、これが「ばっかい」のプラットフォームか!
駅名の由来 当駅の所在する地名より。 地名は、アイヌ語の「パッカイぺ(pakkai-pe)」(子を背負う・もの)、あるいは「パッカイスマ(pakkai-suma)」(子を背負う・石)に由来する。 抜海市街の外れにある抜海岩に由来する地名で、それが子供を背負った様に見えるために付けられた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%9C%E6%B5%B7%E9%A7%85
wikiによれば、抜海岩に由来すると。そうなんだ、その岩どこにあるんだろう。。。
まあ、また今度機会があれば観にいこう。
縦とか横とかの看板があります。
1のりばは、稚内へ行く方面です。
風の反対方向にあるので、あまり錆びていませんね。
駅名標
場所によってなのか、新しくなったのか、それはわからないけど、まあ、潮風をバンバン浴びているから劣化しやすいのだろう。
抜海駅・木造駅舎の内装
白と赤でメルヘンカラーになっています。
朝日が差し込む駅舎です。
傷をつけてまで、「ありがとう」と書きたかったのか。傷つけたり落書きしたりしてはいけない。
当たり前だが、歩くと木造の音がする。
JR北海道の主張は忘れない。
キハ54 502がやって来た
5:36分ごろだろうか。列車がやってきた!
逆光ですが、運転士さんと動画を撮っている乗客の方1名。
他は、誰も乗っていなかったと思うなあ。動画撮っていたのに、映り込んでごめんね。無人がよかっただろうね本当は。
ここで撮影をしていると、アナウンスボタンを押している運転士さんの姿が見えました。出発するとき、「プアーーー」って警笛を鳴らしてくれました。(まあ、危ないから、お前そこを動くなよ、って意味だよね。)
見送りました。さようなら。駅の存続が決まってよかったね。またいつかここで会おうね!
乗り鉄の憲ちゃん、これ読んでるか?君の為に、抜海駅へ行ってきたようなもんだよ!
次は「vol.7 日本最北端の駅 稚内駅」
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