2021-06-06-16:00ごろ
この日、全部釣り師が魚を釣りました。3分おきくらいに吊り上げるので、自分はにわか鮮魚店をやることにします。(捌くだけで、販売はしません^_^)
タックルボックス メイホウ(MEIHO) ランガンシステム VS-7055
ロッドホルダー メイホウ(MEIHO) ロッドスタンドBM-250 Light
せっかくだから、釣り師に釣られた魚たちを「北のお魚たち」として紹介して行こう!
捌くために必要なアイテムを紹介
捌くには、どうしてもそのための道具が必要です。食べるための釣りをやる人は、是非お買い求めください。
メインで使うアイテム
ステンレス マキリ
ステンレスだけど、海水につけるとすぐ錆びます。使用後はすぐに真水で洗い流しましょう。
調理ハサミ 貝印 KAI キッチンはさみ 料理家の逸品 カーブ
マキリに慣れていない人は、調理ハサミである程度のことができます。自分は、しばらくハサミをメインで内臓をとったりしていました。
神経締め具
ニトリルモデル
軍手
血抜き用ネット これがないと、良い状態で血抜きができません。
水汲みバッカン 捌いているときに海水で手を洗う用
魚を捌いた後に必要となってくるアイテム
バッテリー内蔵冷蔵庫
車で充電しつつ、エンジンを切ってもバッテリー内蔵なのでずっと冷やし続けることができます。
干し網
ピチッとシート サイズが二種類あります
キッチンペーパーや袋
刺身用の手袋
では早速、お魚たちの紹介をします。
クロガシラカレイ
煮付け代表、クロガシラカレイ。
クロガシラカレイの特徴
引きがつよい、割と大型のカレイ。クロガシラカレイを専門に狙う人もいる。身は分厚くて、食べ応えがある。白身魚が好きな人には◎
クロガシラカレイ オススメの食べ方(煮付け、揚げあんかけ)
マガレイに比べると、焼きでは人気はないんだが、じっくりと煮付けて分厚い身をホロホロ食べるのが美味しい。揚げあんかけは、茨城出身の仲良しご夫妻が教えてくれた食べ方。
クロガシラカレイの捌き方(煮付けの場合)
①まず、エラと尻尾を切って血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②弱ったかな、というところで海水から取り出してエラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺します。
③その後、エラと内臓、血合を上手に取り除いてください。
④鱗をしっかり取り除きます。
⑤ピチッとシートに挟んで冷蔵庫へ
または、すぐに干せる場合はネットで干します。カラスが多い場合はカラス除けのカイトもあります。
クロガシラカレイの捌き方(揚げあんかけの場合)
①②③④までは上と同じ。
⑤5枚に下ろして捌く。
⑥すぐに干せる場合は、ネットで干して、揚げると良い。
氷が手に入る場合の捌き方
アイスボックスと氷が手に入る場合は、①のあと、すぐ氷いりのアイスボックスに入れて、あとで全部内臓を捌くという方法もあります。(地元の漁師さんに教えてもらいました)
ホッケ
ホッケといえば、北海道を代表する魚と言っても過言ではないよね。
地元の料理さんに聞いたところ、「赤ぼっけ」「青ぼっけ」という言い方をするそう。2019年にもピンクっぽいホッケを釣りました。これは、なんとなんく背中が青いね。ピリカ!
ホッケの特徴
引きはアブラコに比べるとそんなに強くはない。が、普通にファイトも楽しめます。(魚は釣れたら、何を釣っても楽しいですね)
ホッケ オススメの食べ方(刺身、干して焼く、汁物)
ホッケの捌き方(刺身)※釣ってすぐ!が条件
①まず、エラ切って。尻尾を残したい場合は、尻尾の塞栓にマキリで刺して血抜き。網に入れて、海水に戻して死が抜けたかなというところですぐ引き上げる。
②エラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺してから、脊椎の上に神経絞め具を差し込んで、神経絞めをします。
③三昧におろして、皮引きして柵状にする。
④その後、手袋とまな板を交換し、キッチンペーパーを用意。
⑤綺麗なまな板で柵を刺身にする。
※柵状ではなく完全に一枚一枚薄ーく切ります。つまり、完全に刺身にするということです。刺身を一枚一枚透かして見て、虫を確かめましょう。ホッケは虫がつきやすい魚で鮮度もすぐに落ちやすい魚です。ちなみに、捌いてすぐは白いスケルトンのような美しい身の色をしています。心配な方はやめましょう。刺身は自己責任です。手間もかかるし、まめに手袋を洗って管理するのも大切です。
⑥すぐに食べる。すぐに食べないんであれば、ピチットシートに挟んで冷蔵庫へ。本当は、すぐに食べるべきだが。
ホッケの捌き方(開いて干す場合)
①まず、エラ切って。尻尾を残したい場合は、尻尾の塞栓にマキリで刺して血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②海水から取り出してエラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺します。
③その後、背開きをします。開き方はいくつかありますが自分がやりやすいやりかたで。
④エラと内臓、血合を取り除きます。
④鱗をしっかり取り除きます。
⑤(理想を言えば)ピチッとシートに入れて冷蔵庫へ
干せる場合は、網に入れて干しましょう。
ホッケの捌き方(オハウにする場合)
①②④をやります。
⑤尻尾やヒレをハサミで切って捨てます。出汁にしたい方は、ネットや出汁パックなどに入れて使いましょう。
⑥ホッケを輪切りにして鍋にぶち込みます。灰汁が出るのでしっかり取り除きましょう。
※オハウと書いてあるけど味噌汁を入れて豚汁みたいな具材を入れてホッケ汁とかなんでも好きなように食べてね。おいしいよ!
マガレイ
カレイの中でも一番人気!特に焼きは最高です。
マガレイの特徴
尻尾付近が、イエローなのが特徴。カレイは裏側を見ると、判別しやすいですね。クロガシラカレイに比べルと身は薄め。脂がのっていて、焼いてもふんわり美味しい。
オススメの食べ方(刺身、干して焼く)
マガレイの捌き方(刺身)
①まず、エラと尻尾を切って血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②弱ったかな、というところで海水から取り出してエラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺してから、脊椎の上に神経絞め具を差し込んで、神経絞めをします。
③その後、エラと内臓、血合を上手に取り除いてください。
④5枚に下ろして、皮引きをします。結構ぬるぬるするので、ニトリルモデルゴム手袋の上に軍手を履くと良い。
⑤柵にして、刺身にする。ピチッとシートに挟んで冷蔵庫へ。
※ホッケの刺身と同じように、刺身状にして置くのが理想ですが、ホッケはとにかく鮮度がかなり落ちやすい魚なので刺身状にするようにと煽っています。どの魚も、できるだけそのようにした方が良いです。まがれ芋、半透明の白で透き通ったきれいな色です。
マガレイの捌き方(干して焼く)
この食べ方が、一番人気のある食べ方です。
①まず、エラと尻尾を切って血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②弱ったかな、というところで海水から取り出してエラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺します。
③その後、エラと内臓、血合を上手に取り除いてください。
④鱗をしっかり取り除きます。
⑤網で干します。干せたら焼いて食べましょう。
※干さずに、そのまま焼いても美味しいのがマガレイ。水っぽさを感じさせません。
エゾメバル(ガヤ)
エゾメバルは北海道ではガヤが通り名。北のお魚として有名です。
エゾメバル(ガヤ)の特徴
小ぶりなのも多いけど、立派なロックフィッシュ!ガヤガヤ群れるガッつき系の魚なので、ワームの食いも良い。しっかり鱗をとって煮付けると旨いですが、干して焼いても白身魚の淡白な味がします。
根魚なので、釣った場所によっては匂いが気になることもあります。だから、鱗をしっかりとることが大切です。また、背鰭のトゲがあるので注意しましょう。※ソイの場合は、毒があるので、絶対に刺されないようにすること。
持つときは、口の中に指を入れる感じでしっかり押さえてエラを切りましょう。
地域によって、ガヤの色が赤っぽかったり金色っぽかったりするんだよね。
ガヤ オススメ の食べ方(オハウ、煮付け、干して焼く)
ガヤのお頭つき捌き方(オハウ、煮付け)
①まず、エラと尻尾を切って血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②弱ったかな、というところで海水から取り出してエラと側線がぶつかるところをマキリでグイッと刺します。
③その後、エラと内臓、血合を上手に取り除いてください。
④ゴム手袋の上に軍手をはいて。口の中に、指を入れてしっかり押さえてマキリで丁寧に鱗を取り除きます。
⑤ハサミで尻尾、エラを切ります。
オハウ⑥魚の大きさにもよるけど、輪切りでもいいし、そのままでもいい。
煮付け⑥そのまま煮付ける。甘めの味が似合います。自分は、クロガシラカレイと一緒に煮つけちゃいました。
ガヤの捌き方(干して焼く)
①まず、エラと尻尾を切って血抜き。網に入れて、海水に戻して貧血状態にする。
②ゴム手袋の上に軍手をはいて。口の中に、指を入れてしっかり押さえて鱗を取ります。
③ハサミでヒレ類を全部切り落とします。
④頭を切り落として、内臓を取り除きます。(頭を切り落とすから、エラがなくなる。)
⑤早く乾かしたい場合は、身を開いて干しましょう。
カワガレイ
「なんだこれ?」釣り師が言った。
「ん?マツカワじゃないの?」
「いや、違う。クロガシラにしては身が薄いし、マツカワはスペードみたいなシルエットだし。こんな形のカレイ、見たことないな。」
「漁師さんに聞いてみよう!」
と、聞いてみたところ、カワガレイだそうです。「川にもいるカレイだな、海でもとれるんだ。」とのこと。
カワカレイは、たまに川で釣れるカレイのようですが、こんなに大きくないんだって。写真だと大きさよくわからないけどね。
この写真は、血抜きが終わった状態です。
そして側線と、エラが合流している部分に刃を入れてあります。尻尾にも。
血を抜く前は、バッタバッタ暴れるのですが、血抜きごはエラ部分に刃を入れると柔道の受け身のように、大きく反って尻尾をジタバタと強く暴れますが、うまく締められた証拠です。
最初は上手にできないかもしれませんが、命を奪うんだから迷ってないで、思い切って素早くやってあげないと魚だってかわいそうです。美味しく食べてあげましょう。
※カワガレイはイレギュラーな魚種なので、自分も初めて食べるためクロガシラカレイと同じように煮つけました。もしかしたら、もっと美味しい食べ方があったのかもしれませんね。
40cmクラスの魚たち
どん兵衛食べて車中泊
セイコーマートで夜食買ったんだけど、デカ盛りの方が安かったのでこれにしました。揚げ二枚。デブまっしぐら。
テントをたてるには暗いので、今夜は、どん兵衛食べて車中泊です。
また明日、おやすみ〜。
次は「vol.12 テント設営と温泉紹介」です。
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